星も景色の一つ(星景)なのだから,空を彩る「花火景色」も天文景色の一つとして好いだろう,などと強引に仲間入りさせた.
2013年8月にたまたま帯広の花火を見る機会があった.星の写真を撮るつもりでCanon EOS X6i を担いで行ったので,花火写真を撮る絶好の機会になった.
装備は,デジカメ一眼(ズーム),三脚,レリ−スボタンの3点.撮影条件は不明だったので,花火が始まってから (もっとも開始前に夕立にあって難儀したが)モニターの映り具合を見ながら決めた.
良く写った画像を後で調べた結果
ISO:800 (これしか試していない.次はもっと変化させたい)
露出時間: 0.7-3.6 秒.ラリ−スボタンを手動で使ったのでいい加減.
絞り:不明.はじめにセットされた通り
帰ってから花火テクニックをインターネットで探すと
http://www.japan-fireworks.com/technic/technic.html
がビギナーに丁寧に書かれているのを見つけた.
以下,撮れた画像を示す.気が付いたことは
1. 花火の色は写りにくいが,撮れないものではない.
2. 始めは,花火ばかり追っていたが,そのうち群衆も入れるようにした.そのほうが花火風景として楽しい.「星景」に対応すれば「火景」となるが,両者とも強引すぎるようだ.翌日の新聞にでた花火大会の写真も群衆を手前に置いて花火を撮っていた.デジタルカメラの性能進歩により,元来の星夜写真,花火写真のほかに風景としての星景写真,花火風景写真の領域が広がったと考えればいいだろう.この分野は特に専門的に興味を持つ人以外の私のようないい加減な気分でカメラを持っている人間にも素晴らしい領域を広げてくれたと感謝したい.
花火の光強度が強くてわずかな時間の発光だろうが,結構カラーも写るのに驚いた.