9. 超臨界水反応

★超臨界水反応:

ペットボトルPET(PolyEthylene Phthalate)は、テレフタール酸T(COOH)2とエチレングリコールE(OH)2との重合物で、重合は概略次のように書くことができます。
   HOOCTCOOH + HOEOH -> HOOCTCOOEOH + H2O
を繰り返して重合物になっていく。すなわち、PETはポリエステル縮重合プラスチックです。
これを400℃、40MPa の超臨界水を加えると、あら不思議、またもとのテレフタール酸とエチレングリコールに戻るのです!すなわち、超臨界水中では逆反応が起きるのです。超臨界状態は拡散係数をはじめ異常なことがいろいろ起きます。研究は、始まったばかりですが何か新たに見つけたいと思っています。

★装置




セル部分。のぞき窓が付いていて中を見ることができるようになっている。

★参考
SCW.pdf へのリンク