京都 八坂神社 -2 祇園と祇園祭


八坂の西側の町は,祇園である.西楼門から出て四条通りに沿って京都駅方向に歩く.横丁に入ると祇園祭と蘇民将来が溢れている.


祇園祭の「鯉山粽」が玄関に飾ってある.


このうちは祇園祭の山鉾巡行では先頭に立つ「長刀鉾」の粽を飾ってある.



これは友人から頂いた人気の「蟷螂山」の粽.粽の下には「蘇民将来子孫者也」と8文字が見られる.





これは伊勢にも見られる「笑門」飾りである.


詳しく見るといろいろなものが飾ってある.縁起物であろう.




★祇園祭

祇園祭の始まりは,疫病が流行した86967日,災厄除去を祈るために行われた祇園御霊会(ごりょうえ

である。

713日〜16日の宵山

17日朝から行われる山鉾巡行

神幸祭 (しんこうさい

山鉾巡行の日の夕刻から,八坂神社の3人の神が金の神輿に乗って神社を出発し,鴨川を渡り,京都市内を

練り歩いたあと,四条通りの四条御旅所(おたびしょ)へやってくる。そして御旅所に1週間滞在し,京都

の街から災厄を祓う。

中御座 (六角形屋根) 素戔嗚尊 (スサノオノミコト) ――― 蘇民将来

東御座 (四角形屋根) 櫛稲田姫命 (クシイナダヒメノミコト)

西御座 (八角形屋根) 八柱神子神 (ヤハシラノミコガミ)

還幸祭 (かんこうさい)

 花傘巡行の日の夕刻5時頃から,四条御旅所に滞在していた3人の神が,1週間の滞在を終え,八坂神社へ

還っていく

7月31日 疫神社夏越祓 (茅の輪くぐり)


こう見ると,蘇民将来の伝説に登場する神々,そして茅の輪による疫病除けの反映であることがよくわかる.